ドラマ解説

フジテレビ月9ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」第3話 ロースクール出身弁護士が感想を話してみた

女神の教室〜現役弁護士の感想

stand.fm「弁護士しんみなとの弁護士の法律ラボ」書き起こし

【2023年1月24日放送 番外編3 「女神の教室〜リーガル青春白書〜」第3話の感想を話してみた】


さて、本日も「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」第3話の感想をつらつらと述べたいと思います。

ここからはネタバレもありますのでご注意ください。

第3話いかがだったでしょうか?

いろいろと話が動き出しましたね。

今回の実務演習のテーマは「黙秘権」

今回の実務演習のテーマは、「黙秘権」でしたね。

皆さんは、どのように考えましたか?

正直、私は、弁護士として実務をやっていると、藍井先生がドラマで言っていたように、制度として存在している黙秘権について考えてみることがなかったので、今回はドラマを通じて改めて考えを巡らせるいい機会になりました。

私の考えとしては、ドラマの中でもありましたが、やはり国家権力が冤罪という誤りを繰り返さないためにも黙秘権は国民の武器として必要なものだなと思います。

被告人の供述だけに頼るのではなく、客観的な証拠などを積み重ねていき、その被告人が本当に犯罪を犯したのかを判断することが重要なのかなと思います。

この話は、始めると長くなってしまいますので、この辺で終えておきますが、ぜひ皆さん、検察官、弁護士、被告人、被害者、被害者の家族などそれぞれの立場に立って考えてもらいたいなと思います。

正解はないですけどね。

トノサマバッタはなにかの伏線?

あと、今回気になったのが、照井さんが朝、ローの自習室に来た際に、バッグの中からトノサマバッタの写真が出てきたと思うんですが、あれは何かの伏線ですかね?

今回の第3話では回収されてないですよね?

私の中では回収されてないんですが、もし回収されてたら、どなたか教えてください!

ちなみに、ローの自習室ですが、どこのロースクールにも自習室があって、一人一席が与えられます。

私が行っていたロースクールは、ブース型になってて隣の席との間に壁があったので、ドラマの中の自習室よりは集中しやすい環境だったかなと思います。

もし、ロースクールを目指している人がいれば、各ロースクールの設備の面も調べておくといいと思いますよ。

裁判の傍聴に行ってみよう!

あと、今回、桐矢くんと照井さんが裁判傍聴に行ってましたが、ぜひ皆さんも一度傍聴に行かれてください。

特に手続きとはいりません。

裁判所に行って、その日行われる裁判の一覧表がありますので、それを見て、見てみたい裁判の法廷に行くだけです。

傍聴席でのメモもおっけーです。

オススメは、刑事裁判ですね。

薬物系の裁判が多いとは思いますが、薬物系の裁判だと1日で審理が終わることも多いので、傍聴するにはオススメです。

報道されるような事件だと傍聴席が抽選になったり、数日間連続で行われたりするので、なかなか難しいと思います。

さて、今回は、人気塾講師の事件が少し進展しましたね。

柊木先生が検討を始めましたね。

どうなるんでしょうかね~私の予想を言ってもいいですか?

この事件の証人が女子高生だったと思うんですが、その女子高生が、実は今の照井さんではないかと推察しています。

どうでしょう?

皆さんはどう思いますか?

司法試験の受験資格が変わります!

あと、照井さんが来年司法試験を受けるって話が出てましたが、司法試験の受験資格ですが、実は今年から変わります!

これまでは、ロースクール修了後に受験資格が与えられることになっていましたが、今年から所定の単位を取得して、かつ1年以内にロースクールを修了する見込みがある人は在学中に受験ができるようになりました。

これから司法試験を目指す方はぜひこの制度を知っておきましょう!

ま、今後がより楽しみですね。

学生同士の恋の予感もありましたしね。

ちなみに、私のロースクール時代は、学生同士の恋愛は結構ありましたね。

当時、ロースクールは女性が少なかったので、一人の女性を複数の男が取り合って、トラブルになったりとかもありましたね~懐かしい。

若気の至りですね。

傍から見てる分には面白かったですが。

ドラマの恋の行方はトラブルに発展しなければいいですね。

ということで、本日はここまで。

次回を楽しみにしましょう!

-ドラマ解説