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フジテレビ月9ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」第7話 ロースクール出身弁護士が感想を話してみた

女神の教室〜現役弁護士の感想

stand.fm「弁護士しんみなとの弁護士の法律ラボ」書き起こし

【2023年2月23日放送 番外編7 「女神の教室〜リーガル青春白書〜」第7話の感想を話してみた】


今回もフジテレビドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」の第7話の感想をつらつらと述べていきたいと思います。

ここからはネタバレありなのでご注意ください。

仲間の存在

さて、今回は、やはり、津山の死ですよね。

この死が柊木先生や生徒たちにどんな影響を与えるのか。

柊木先生は、実務演習の課題を考えられない程の状態になってしまいましたね。

そして、生徒たちは、特に桐谷くんがローをやめるのではないかという状態にまで悩んでましたね。

どうやって乗り越えるのかな~と思ってましたが、やはり仲間の存在でしたね。

実際、私も仲間の存在が大きいと思ってます。

法律家の仕事は、人の人生を大きく変える仕事ですから、正直、常に悩みやプレッシャーを抱えながら仕事をしています。

人の人生を変えてしまう恐怖を抱えていますよ。

けど、それから逃れようと思うことはないですね。それを受け止めて仕事してます。

一方で、同期と話して、悩みを共有して何とか乗り切っている感じですね。

今回のドラマでも、柊木先生も生徒たちも仲間の存在で乗り越えてましたよね。

そういう人が周囲にいるだけで、全然違いますよね。むしろ、そういう人が絶対に必要だと思います。

ところで、今回の照井さん、マジでいい子でしたね。

めちゃくちゃええやつやん。ホレてまうやろ~!状態でしたね。

彼女が柊木先生に相談したことによって、柊木先生も乗り越えられたと思いますし、生徒たちも全員救われたんじゃないかなって思いますね。

ただ、ドラマ観ながら生徒たちに対して思っていたのは、「人に構っている時間があったら勉強しろよ!」って感じでしたけどね。

ま、それは今の自分だからそう思うんですが、やっぱり司法試験は周囲が見えなくなるぐらい狂って勉強しないといけないですからね。

今回の藍井ゼミ

さて、今回の藍井ゼミは、かなりいい話が出てましたね。

今回覚えておいて欲しいこととしては、答案構成は30分っていう話と法的三段論法ですかね~

もちろん、行政法の違法性の承継も重要なんで、受験生は確認してもらいたいですね。

答案構成は30分

答案構成ですが、ドラマの中で藍井先生は30分とおっしゃってましたね。

私も受験生時代は概ね30分と決めていましたね~大事なことは自分の書くスピードを把握しておくことですね。

私は、最悪答案構成が45分かかっても、読める程度の字で答案を書ききれるスピードだったので、30分を目安にしつつ、どうしても構成が不十分の場合は45分まで延長していましたね。

いずれにしても、皆さんはとにかく時間を計って司法試験の問題を実際に解く中で自分にとってのベストな時間配分を見つけることが重要です。

法的三段論法

もうひとつは、法的三段論法ですね。

皆さんご存知ですかな。

論文を書くときには、これに沿って書く必要があります。

この法的三段論法は、大前提、小前提、結論という流れで文章を書くことです。

たとえば、「しんみなとはいつか死ぬ」という結論を導きたい場合、論理的に正しい論じ方は次のようになります。

大前提 人はいつか死ぬ。
小前提 しんみなとは人である。
結論 しんみなとはいつか死ぬ。

これが法的三段論法です。

大前提が法律の規定などになって、小前提が事実の評価あてはめという感じですね。

いよいよ司法試験本番!

さぁ、そして今回は、いよいよ照井さんの司法試験本番でしたね。

めちゃくちゃしんどい5日間が始まりますね~なつかしかったですね~あの問題文に貼られていた青いテープ。

さぁ、結果やいかに!!!

楽しみですね。

ていうことで、また次回も楽しみにしましょう。

本日は以上です。ありがとうございました。

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